こんにちはトリギスです。
商品を売るって簡単のようで案外難しいものです。
例えば、上司からこのポールペン10本をどんな方法でもいいから必ず売ってこい!と言われたとしましょう。
そんな時あなたはどうしますか??
営業のプロであれば簡単なことかもしれませんね。
でも、何も分からない人にとってはとてつもなく難しいことだと思います。
仮に人通りの多い道に出て、ただ単に『このボールペンを買ってください!』って言い続けていても、買ってくれる可能性は低いでしょう。
一方的に『買ってください』の一点張りでは絶対に売れません。
それはなぜか??買ってくれる人のことを考えていないからです。
今の例は押し売りと同じことだからです。
これって当たり前のことですよね。
でも、いざものを売る立場になると、何をすればいいのかが分からなくなってしまう人がほとんどなんです。
じゃあどうすればものを売れる様になるのか?をご紹介します。
ものを売るという行為は、アフィリエイトの世界も一緒です。
だからこそ、これからアフィリエイトを始める人にとって、とても重要なこととなります。
そんな方は是非参考にしてみるのもいいかもしれません。
PASONAの法則とは??
先程例に挙げましたが、もしも何かものを売る場合、この法則を適用すればものを売りやすくなります。
人はなぜものを買うのか?を理解しながら、この法則を当てはめて考えてみると、より理解が深まるはずです。
◆A(Agitation)炙り出し
◆SO(Solution)解決
◆N(Narrow down)絞り込み、緊急性、限定性
◆A(Action)行動
以上の様に各ワードの頭文字を並べたのがPASONAの法則と言われています。
この頭文字の順番に考え行動することで、ものを売りやすくなります。
『売りやすくなる』という表現よりは、ものを『買ってもらいやすくなる』と表現した方が正しいかもしれません。
全ては顧客中心(顧客満足)で物事を考える方が理解しやすいかもしれません。
それでは1つずつ考えてみましょうか。
Problem(問題提示)
何かものを購入しようとしている人がいた場合、その人は何かしら悩みを抱えているものです。
例えば、先程例に挙げた『ボールペン』を考えた場合、どんなボールペンでもいいということはありませんね。
- 字が掠(かす)れたりしないのか?
- 書き心地は悪くないか?
- 握り心地は悪くないか?
- デザインはどうか?
などなど様々だと思います。
そんな様々な悩みの中で何でもいいので、共感を得やすい悩みをピックアップします。
それをまずは打ち出すことです。
ここでの目的は買ってもらうターゲットに対して興味を持ってもらうことです。
Agitation(炙り出し)
問題を提示したあと、その問題点に対して更に具体的に掘り下げて炙り出し、不安を煽(あお)ります。
例えば、同じ様にボールペンとした場合、仕事に使っているボールペンが、字を書いている途中で字が掠れてくると仕事にならない。
だから、定時内に帰宅したくても帰宅出来ないのは困りますよね?みたいな感じです。
ここでポイントとなるのは字が掠れることだけを強調するのでは無く、字が掠れることで何が出来なくなるのか?を炙り出すことです。
細かい現象をクローズアップするのでは無く、悩みの先にある購入者にとっての利益(ベネフィット)を訴えられるか?にかかっています。
ですから、今挙げた例でいうと『定時内で帰宅できない』ことが悩みの核心となります。このように本質を常に追求しながらしっかりと考えるようにしてください。
ここでは購入者が本当に困っているんだ!ってことを煽り立て、同調してもらうことを目的としてますので。
Solution(解決)
さて、悩みを炙り出した後はその悩みを解決してあげることです。
ここでは購入者が納得しない解決策ではダメです。
やはり購入者の立場になって考えてあげることです。
ここでも同じ様に『ボールペン』を例にとってみましょう。
炙り出しのステップで字が掠れる悩みを解消するボールペンを打ち出せばいいのです。
この際も、ただ『字が掠れない』だけを打ち出してはダメです。
必ず最終的に得られる利益(ベネフィット)を打ち出して下さい。ですから今回の例の場合、字が掠れることが無くなれば定時内で仕事が終了する確率が格段に上がり、その悩みを解決出来ます!ってことを言ってあげれば購入者も納得してくれやすいでしょう。
あと、ここでは解決策と共に証拠を提示すると更に購入者は納得しやすくなります。
例えば実際に紙に字を書いて実演するってことですね。そうすれば『お!本当に掠れないねこのボールペン!』って思ってくれます。
Narrow down(絞り込み、緊急性、限定性)
悩みを解決してあげた後は、緊急性や限定性を打ち出し更に購買意欲を掻き立てます。
例えば、このボールペンは残り10本しかありませんよ!ってことを打ち出すんです。
そうすることで、これまでこのボールペンに興味を持ってくれた人は、自分が欲しいと思っているボールペンが残りたったの10本しかないんだ!
この機会を逃すと二度と手に入れることができなくなるかもしれない!と思ってくれれば、購入までのステップをグッと引き寄せることが出来ます。
別にこれは嘘でありませんよね。だから正直にその状況を購入者に訴えかければいいんです。
Action(行動)
ここまでくればあとは最後の一押しって感じですね。
購入までの後押しをするだけです。
同じようにこれまでの例でいうと、実際に購入者の求めているボールペンがここにありますよ!ってことをクドくない程度に改めて訴えかければ購入してくれる確率が上がります。
まとめ
ということで『ボールペン』を例に挙げて各ステップを踏むと、一連の流れはこの様になります。
最初にも述べましたが、常に購入者の立場になってあらゆる状況を頭に描きながら考えていくことが基本となります。
これを怠ると的外れな流れとなってしまいますので十分注意して下さいね。
顧客満足の基本である『同期(シンクロナイズ)』は絶対です。
購入者が全く悩んでいないことを押し付けても、結局一人相撲になるだけです。これって本当に意味のないことですよね。
でも、こういうことって何気にやっちゃってる人っているんですよね。
是非注意してしっかり考えてみてくださいね。
実はこの『PASONAの法則』の要素が含まれた別の記事もアップしています。
それがこのリンク先にもありますので、もし興味をもった方は覗いてみてください。
この記事と合わせて読むと、アフィリエイトの基本がより鮮明に理解出来るかもしれません。
ペラサイトはアフィリエイトの基本が凝縮された手法であるのは、この『PASONAの法則』が適用されているからに他なりません。
実際にアフィリエイトに限ったことではなく、ビジネス全般に言えることですので幅広く応用が効く手法です。
是非体得してみてくださいね。